詐欺師の手口は、年々新たなものにすり替わっています。
ひと昔前の、指定口座に振り込ませる手法や、「現金送れ」、「担当の者が取りに行きます」というのもから、電子ギフト券を利用したものが主流になってきました。
今回は、数ある電子マネーやギフト券の中で、Appleギフトカードがなぜここまで詐欺師に利用されやすいのか。
その理由をはじめ、詳しい手口や詐欺だと気づけるポイント、万が一詐欺に遭った時の対処法などもご紹介していきます。
Appleギフトカード関連の詐欺が急増している
近年、Appleギフトカードを利用した詐欺が急増しています。
2024年1月~3月の期間での被害総額は約5.5億円にも登り、これは昨年を上回る数字です。
今回は、Appleギフトカードを利用した詐欺について詳しく解説しますので、万が一巻き込まれそうになってもすぐに詐欺だと気付けるように、その手口や対策などを具体的に見て学んでいきましょう。
Appleも注意喚起を出している
Apple社は、Appleギフトカードを使った詐欺の増加を受け、公式サイトやサポートを通じて注意喚起を行っています。
詐欺師は「今すぐ払わないと大変なことになる」と相手の不安感を煽り、近所でAppleギフトカードを購入させます。
そして裏面のコードを口頭で電話で伝えることによって、支払いを済ませられると伝えてくるんです。
ですが、Appleギフトカードの使い道は限られており、Appleストアでの製品の購入や、アプリ、ゲーム音楽などのオンラインでの決算やiCloud ストレージ料金の支払いにしか使えないということをAppleも強調しています。
上記以外の商品やサービス、または公共料金などの支払いのためにAppleギフトカードを使うように言われた場合は、詐欺の可能性が高いと判断し、警察に通報することを推奨しています。
また、ギフトカードの背面のコードは、知られただけですぐに利用されてしまうため、絶対に他人に教えないよう強く警告しています。
電子ギフト券詐欺の9割にAppleギフトカード使われている
最近の電子ギフトの詐欺が横行していますが、Appleギフトカードの詐欺はその中で、驚くべきことに9割にものぼるという報告があります。
Appleギフトカードが詐欺師にそんなにも利用されやすいのは何故なのか、理由を見ていきましょう。
匿名性と追跡の難しさ
Appleギフトカードは裏のコードさえ知ることができればすぐに使用可能で、現金同様に扱えます。
つまり、カードを回収に行ったり送付させたりする必要がなく、電話越しに番号を聞いたりコードをスクリーンショットで送らせるだけでOKなので、その場で入手することが可能で、手間がかかりません。
また、利用されても追跡することが難しく、詐欺師が捕まりにくい点も利用される要因です。
世界的人気のあるブランド
詐欺師はだまし取ったカードを利用してApple製品やデジタルコンテンツを購入し、転売して現金化することもあります。
Apple製の商品は人気が高いため、転売する時にもすぐに買い手がつきやすく、しかも高値で売ることが可能です。
製品を手元に置いておいても仕方がないので、確実に早く売りさばくことが出来るのは詐欺師にとって好都合なのです。
どこにいても入手しやすい
Appleギフトカードはオンラインはもちろん、コンビニやスーパー、家電量販店などの身近な店舗で手軽に購入できます。
そのため「いますぐ買って、未払分をAppleカードで支払いましょう」と言ってくる詐欺師に誘導されるがままに、Appleカードを買いに走ってしまう被害者が後を断ちません。
信頼のブランドである
Apple社は世界的に有名な会社であるため、実際にAppleギフトカードを利用したことがない人でも信頼が置ける会社だと認識している人が多くいます。
そのため、犯罪に利用されるとは思いもしない被害者は、安心して詐欺師の要求することに素直に応じてしまう傾向にあります。
Appleギフトカードが利用される詐欺の手口
Appleカードを利用した詐欺の手口は、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
実際の手口を知っておけば、似たような状況に直面した時に詐欺ではないかと疑うこともできます。
よくある手口をいくつかご紹介しますので、自分で注意するのはもちろんのこと、親族などご年配の方にも呼びかけてあげてくださいね。
架空請求への支払い詐欺
ご年配の方を狙った手口で最も多いのが「未払の分を、いますぐ納入しないと裁判沙汰になりますよ」「これは最後通告ですよ」と架空請求の取り立てを利用して脅すやり方です。
そうやって緊急性を訴えて焦らせることで、通常の判断力を奪い、更に「言われたとおりにすれば大丈夫ですよ」と誘導し、あたかも親切な人を装います。
Appleギフトカードの裏面のコードを伝えるだけで支払いが完了すると嘘をつき、コンビニやスーパーなど近所で入手出来る事を教えると、被害者は言われるがままに近所のお店へカードを購入しに行ってしまうのです。
先にもお伝えした通り、Appleギフトカードは税金や公共料金などの支払いには利用できません。
しかし、Apple製品は高額なのでご年配の利用率は低く、普段は使わないカードなので利用の用途が限られてることを知らない人も多くいるため、詐欺師にとってはそれがまさに好都合なのです。
SNSのDMを使った詐欺
SNSのDMを悪用した詐欺には、いくつかのパターンがあります。
こちらは、直接金銭を奪い取るものではなく、AppleのIDやクレジットカードなどの個人情報を不正に獲得するタイプの詐欺です。
Appleギフトカードのプレゼントなどを装う詐欺
SNS上ではギフトカードのプレゼントキャンペーンなどが時々行われます。
いいねやリツイートすることで抽選対象となり、当選するとギフトカードをプレゼントするといった企画です。
もちろん、きちんと運営されているものもありますが、中にはこれを利用して「当選したので個人情報を入力してください」と促され、自ら個人情報を渡してしまうハメになります。
そもそも、自分で応募したものなのか確認し、もし自分が応募したものであっても、企画元が信頼出来る相手なのか、個人情報を入力する前にしっかり確認しましょう。
偽のサポートを装う
こちらは、Apple社からの連絡を装った詐欺の手口です。
「アカウントの不正利用があった」とか「異常なログインが検知されています」などと告知し、「いますぐサポートに連絡ください」と利用者の不安を煽り、添付のURLをクリックさせるのが目的です。
そしてクリックすると偽のサイトが表示され、そこにAppleのIDやパスワード、クレジットカード番号などを含む個人情報を記載させます。
思わず焦ってそのまま対応しまいそうですが、もしその内容が本当ならば、Appleのサイトにログインすれば、お知らせが届いているはずです。
急いでリンクに飛んで手続きを進めたくなる気持ちはわかりますが、絶対にメール内のリンクはクリックせずに、一度Appleの公式ページを開いてログインするようにしましょう。
フィッシングメール詐欺
フィッシングメール詐欺も、上記のDMの詐欺と中身は同じよう内容のものが多いです。
それにプラスして、Appleからの請求や未払の督促に見せかける詐欺もあります。
Apple社からのお知らせとして偽造されたメールが届くので、メール内のリンクをクリックしてしまいそうですが、先にお伝えした通り、添付のURLからサイトへ移動してはいけません。
公式の入力画面に似せた偽のページに誘導され、そこに個人情報を入れることで、入力内容が詐欺グループの手に渡ってしまいます。
確認したい場合は、必ずApple公式ページを表示させて、そこからログインするようにしましょう。
また、送信元のメールアドレスが不審な場合も多くあります。
アドレスを見て、偽だと判断出来る場合はメールの受信拒否などを行って、今後、同様のメールが届かないようにしましょう。
悪質なギフト券買取業者による詐欺
ギフト券の買取業者の中にも、悪質な業者が存在します。
そのタイプは下記のように2つあります。
- 取引に関して詐欺を働くタイプ
- 取引は正常に行い、個人情報流出なで第二の利益を得るタイプ
後者は取引が終わってもしばらくは気付かないことも多いですが、住所や電話番号・メールアドレスなどの情報を他社に売り渡すので、身に覚えのないメールやショートメール、郵便でのダイレクトメールが届くようになります。
個人売買で起こる詐欺
業者ではなく個人取引の場合は、自分が売り手である場合も買い手である場合も、詐欺に注意する必要があります。
売り手の場合は先にギフトコードを伝え、振込がされないまま連絡が取れなくなるというケースです。
また、銀行の振込確認画面などのスクリーンショットを添付して「支払い完了しました」と送ってきても、ダミー画像である場合もあります。
自分の口座にアクセスして入金が確認出来るまでは安心できません。
買い手の場合はこちらから支払いが済み、取引が成立していざギフトカードを使おうとすると、伝えられたコードが既に使用済みのものであったり、存在しないコードだったりして利用することが出来ず、こちらも同様に連絡が取れなくなっていることが多いです。
掲示板のような完全に個人同士での取引よりも、利用手数料などがかかってしまいますが、チケットの売買サイトを使った方が、そのようなトラブルは少なくなります。
また、サイトなどで取引をする場合は、今までの取引実績やレビューなどを確認し、相手が信頼出来る相手なのかも見極めるようにしましょう。
Appleギフトカード買取業者のよくある詐欺手口
通常の買取業者に紛れて、もともとギフト券の売買以外の目的で詐欺を行う悪質な業者も存在します。
そのような業者に引っかからないように、どのような手口が主に使われているのか見ていきましょう。
コード番号が分かった途端に音信不通に
個人取引の場合と同じように、先にギフトカードのコードを伝えさせ、振込等が長時間確認出来ないことから、連絡をしてみると応答や返信がなく音信不通になってしまうというパターンです。
しかし買取業者の場合は、ギフトカードのコードを確認し、その残高や有効性をチェックする必要があるので、支払いが後になるのは通常の流れです。
そのため、前もって口コミやサイトの情報から、信頼できる業者なのかどうかの判断をしなくてはいけません。
個人情報の流出や悪用
ギフト券の売買はきちんと行っていても、個人情報を入手することを第二の目的にしている悪徳業者もいます。
入手した住所や電話番号などの個人情報は、金券を売った人=「現金を欲しがっている人」の名簿として他の業者に高値で売ることができます。
それによって、この後に紹介するさまざまな詐欺などに巻き込まれる可能性も高くなります。
利用規約に小さくありえないことを書く
様々な契約において、利用規約に同意する場面がありますが、あなたはその内容を隅々まで読んでいるでしょうか?
たとえば大手キャリアの携帯電話の契約などでは「信頼できる会社なのでだいたい書いてる内容は常識的なことだろう」と、あまり読まずに同意する人も多いと思います。
しかし、買取業者の利用規約を、それと同じような感覚で読み飛ばすのはとても危険です。
「規約は常識的なことが書かれているはずだから大丈夫」という先入観を利用した詐欺まがいのことをする悪質な業者もいます。
小さい文字で長々と書かれている文章の中に、常識ではありえないことを織り交ぜて承諾させ、後から文句を言えないようにするのです。
きちんと信用できる業者かどうか判断しかねる場合は、必ず利用規約を隅々まで確認し、あいまいで不明な点はきちんと質問して自分にとって不利な契約にならないように注意しましょう。
キャンセルすると高額なキャンセル料を請求する
悪質なギフトカード買取業者の中には、「キャンセル料」を請求する手口があります。
取引をやめようとしたときや、業者側から何らかの理由で取引不成立とした時に「キャンセルするにはキャンセル料が発生する」と言われる詐欺です。
ですが、このような請求にお金を払う必要はありませんので、その事を覚えておきましょう。
正当な業者であれば、このようなキャンセル料を請求することはありません。
「支払わないと法的手段に出る」というのも脅し文句で法律的にキャンセル料を請求するには、契約が成立しその契約が行われなかった場合に発生するものです。
利用規約などにキャンセル料についての記載があったとしても、そのキャンセル料が法外に高いものであったり、キャンセル料についての説明が不十分である場合は、無効になる可能性もあります。
Appleギフトカードの詐欺を回避するための対策
Appleギフトカードの詐欺に関して、悪質な業者などの手口をいくつかご紹介してきましたが、そのような詐欺に遭わないためにはどうしたらいいのでしょうか?
ここからは、安心して取引の出来る業者を見極めるコツをいくつか挙げますので、利用する前には必ずチェックするようにしましょう。
Appleギフトカードで請求されたら無視する!
Appleギフトカードは、様々な支払いに利用出来るカードではありません。
「〇〇の未払金があるので、Appleギフトカードで支払いましょう」というのは詐欺です。
Appleギフトカードで購入できるのは、
- Apple製品や、その周辺のアクセサリ
- アプリ、ゲーム、音楽、映画、テレビ番組などのコンテンツ
- iCloud
などの購入に限定されています。
Apple社の製品を利用していない人には無縁のカードと言っても過言ではありません。
仮にAppleの製品を利用している人であっても、未払の請求やサポートへの連絡が必要だというお知らせが届いた場合は焦らずに対処しましょう。
先にもお伝えしたように、詐欺メールなどに添付されているURLの移動先は偽サイトですので、そこにApple IDなどを入力したりせず、必ず公式ページからアクセスすることを徹底してくださいね。
ギフト券買取業者は安全な優良店のみを使用する
ギフト券買取業者の選び方として、換金率の高さに目を奪われがちですが、詐欺に遭ってしまっては元も子もありません。
優良な業者を見極めて安全な取引を行いましょう。
まずはどんな会社なのか「会社情報」「会社概要」などのページを見たり、口コミの評価を参考にして、信頼できる業者かどうかの情報を集めて確認していくことが大切です。
自分1人で解決しようとせず周りに相談する
金銭的な内容なので、なかなか人に頼りづらい事かもしれませんが、悪質業者の増加により、同じようなトラブルを抱えている人はたくさんいます。
恥ずかしがらずに、消費者センターや警察に相談することをおすすめします。
トラブルに至った経緯を話すことで、あなたが悪くないと分かれば安心することが出来ますし、今後どのような措置を取ればいいのかも適切なアドバイスを受けることが可能です。
Appleギフトカード買取で詐欺を行う悪質業者の特徴
今まで悪質な業者のその手口などに触れ、「優良な業者を見極めましょう」とお伝えしてきましたが、逆に悪質な業者とはどのようなサイトを公開しているのでしょうか?
悪質な業者にありがちな情報をまとめましたので、怪しい業者を取引候補から排除する時の参考にしてみてください。
換金率が相場とかけ離れて高い!
良い業者、悪い業者を見極めるには、何社も比較する必要があります。
その際にやはり気になるのが換金率ですが、どこの業者も数%の差がある程度です。
その会社だけが換金率が飛び抜けて高い場合は詐欺を疑いましょう。
換金率が高くても、振込手数料や事務手数料などの別の料金が発生し、最終的な受取金額は結局他の業者よりも安くなってしまうというケースもあり得ます。
しかも、手数料についてはホームページでは言及されてない業者もあり、そのような不親切な書き方をする時点で、信頼できるとは言えませんよね。
優良な業者は、きちんと手数料を記載するか、手数料がない場合は「0円」とむしろアピールしています。
換金率が高い場合は、まず手数料などの他に引かれる金額が表示してあるかどうかを確認してみましょう。
古物商許可証がない
「古物商許可証」というのは、商売として古物の販売やレンタル、交換などを行うために必要な許可証です。
転売を目的に品物を仕入れて売るなどする場合は、ネットオークションやフリーマーケットであっても「古物商許可証」が必要になります。
許可証がなく運営している場合は、もともと売買を目的とせず、先にご紹介したような、個人情報を取得することが目的の詐欺や、キャンセル料を支払わせる手口を目的としている場合も多く、優良店ではない可能性が高いです。
取引出来たとしても、許可なく運営してるということは違法となりますので、そのような業者とは関わらないようにしましょう。
古物商許可証を取得している業者であれば、利用者に安心してもらうための材料として会社情報などに記載するのが普通です。
記載がない=登録していないとは断言出来ませんが、ひとつの判断材料として、古物商許可の有無は確認しておきましょう。
本人確認が必要ないことを謳っている
古物商に関する法律の「古物営業法」では、盗品の売買を防止する目的で本人確認が義務付けられています。
そのため、買取をしてもらう際は必ず運転免許証などの身分証明証の提示が必要になります。
それなのに、堂々と本人確認が不要だと謳っている場合は、詐欺の可能性が高いです。
きちんと法律に則って営業している業者ではないので、他のお店を当たりましょう。
実際にあったAppleギフトカード買取の詐欺サイト
Appleギフトカードの買取詐欺について色々とご紹介してきましたが、どのようなものか想像がつきましたでしょうか?
ここで、実際にあったAppleギフトカード買取の悪質な詐欺サイトを2つ紹介しますので、見てみましょう。
振り込まれなかった事例
こちらのサイトは2024年10月時点ですでに封鎖されていますが、まだページが閲覧出来たときは、住所や古物商許可番号も示され、「〇〇株式会社」という運営会社の名前まで記載されていました。
そのことから、サイトを見ただけでは悪質な業者であると断定しにくい状況とも言えるでしょう。(住所や古物商の許可番号はデタラメだった可能性もあります。)
しかし、設立年数や代表者の氏名、電話番号の記載がなく、その点を不安に思っていた利用者も多かったようです。
2023年の12月頃から、90%の換金率と案内されていたのに、70%やそれ以下の金額しか振り込まれていなかったという書き込みが複数件あります。
すでにサイトがアクセス出来なくなっていることから、現在は法的な処置を受けたか、逃げ隠れしているかのどちらかだと思われます。
業者の見極め方のコツとして先にいくつか紹介し、古物商許可証も安心材料のひとつであると言及しましたが、「これを押さえていればOK」というものではなく、色々な情報を集めて、総合的に判断することが必要ですね。
利用規約がおかしい事例
こちらのサイトも、「騙された」と多くの書き込みがある業者のひとつです。
この業者は、規約が常識外れで驚くべきことが書いてあり、もしこれをトップページに大々的に公開していれば誰も申し込まないだろうということが記載されています。
具体的には下記の内容が記載されています。
- 振り込みを急がれる方は、手数料の90%を差し引いて最短30分で振り込みます
- お急ぎ依頼の初回利用は3ヶ月から1年程度かかります
トップページでは、買取率は一律で96%と記載されていますので、1万円の取引を希望すると、96%の9,600円が振り込まれるという計算になります。
しかし「お急ぎ依頼」の場合、さらに90%の手数料が引かれるので、960円しか振り込まれません。
換金率で表すと、9.6%と消費税よりも低い金額です。
上記は「お急ぎ依頼」にした場合ですが、それを希望しなかった場合でも落とし穴があります。
その驚くべき内容は、「通常振込の場合は、申込日より2年前後、最大10年以内に振り込む」というものです。
これはもう、支払う気がないとしか思えません。
しかし、実際にこれに気付かずに契約してしまった人もいるのです。
他にも規約の中には、「一切のクレームを受け付けません」などの文言もあり、すべて買取サイト側に有利な内容しか記載されていませんでした。
これでいかに規約の内容画の確認が大切か、実感出来たのではないでしょうか。
契約の前に、あまりにも常識外れな不利な条件が書かれていないか、きちんと確認しましょう。
規約の内容は、申込みをしなくてもサイト上で確認できることがほとんどですので、申込の前にきちんと目を通しておくと安心です。
Appleギフトカード詐欺に遭ったときの対処方法
万が一、Appleギフトカード詐欺に遭ってしまった場合は、なるべく早く対応することが大切です。
いざ自分が巻き込まれてしまった時に慌てないよう、どのような対処をすればいいのか確認しておきましょう。
Appleアカウントでチャージを試みる
まずは、警察などに相談するよりも先に、購入したカードのコードを自身のアカウントにチャージしてみましょう。
自分でアカウントを持っていない場合は、簡単に事情を説明して、一時的に家族や友達などのアカウントへチャージさせてもらうようにお願いしましょう。
そうすることによって、詐欺師がまだコード入力を行っていないのであれば、お金が詐欺師に渡ることが防げます。
Appleの相談窓口に電話する
Appleギフトカードの裏に記載されているAppleの番号に電話をかけましょう。
自分のアカウントにチャージ出来なかった場合は、詐欺師が自分の所持するアカウントにチャージした後ということです。
ですが、もしチャージしただけでまだ利用されていない場合は、Appleに連絡することにより、アカウントの制限をして使えないように操作してくれます。
ただし、Apple社の方から被害者に返金することはできません。
警察に被害届を出す
Appleへの連絡が済んだら、警察に相談して被害届を出しましょう。
被害届が受理されると捜査が始まりますが、摘発例は少なく、返金に関してもあまり期待できません。
実際に詐欺にあった人の書き込みでも、警察に相談してもあまり進展はないとの内容が多くみられます。
ですが、一件でも多くの被害届を報告し、今後被害に遭う人が増えないよう、声を上げることは大切です。
国民生活センターに相談する
日本国内での詐欺に遭った場合は、国民生活センターに相談することができます。
詐欺などに関するトラブルについて、法的なアドバイスを受けることが可能です。
様々なケースを取り扱っていますので、これまでにあった似た事例の話を聞いたり、今後の助言も受けることが出来るので、安心出来るはずです。
買取業者の詐欺に遭ったときは泣き寝入りすることが多い
現金化目的でのAppleギフトカードの購入は規約違反になるので、買取業者が詐欺だった場合、騙されたことを無かったことにしてしまう人は多くいます。
詐欺に巻き込まれたことでカード会社やAppleのサポートに問い合わせると、現金化での利用がバレてしまいます。
バレるとクレジットカードの利用停止やAppleアカウントの凍結になるので、泣き寝入りしてしまう人がほとんどなのです。
Appleギフトカードを使った詐欺被害は増えている!焦らず冷静に対処しよう
ですが、今までの被害のケースから、様々な手口や要注意ポイントが洗い出されてきたことも事実です。
今回ご紹介した内容を念頭に起き、おかしいなと思ったら一旦立ち止まり、詐欺師に急かされてもそのペースに乗らないで、冷静な判断を心がけましょう。